生産者とお客様が"おいしく"つながる!レストラン「マリヨンヌ」
今回の"信金さん"は、本店の飛弾野さん。(写真右から、小久保シェフ、飛弾野さん)
飛弾野さんのおすすめは、帯広市内のフレンチレストラン【Marions-Nous(マリヨンヌ)】
2014年、北海道帯広市内「北の屋台」の一角で、カウンター数席から始まったマリヨンヌは、オーナーである小久保シェフの、気さくな人柄と確かな腕前が、多くのファンを惹きつけてやまない人気のフレンチレストランです。
2020年に店舗を移転。ミシュランに並ぶとされるレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」にも3年連続で掲載された「今、ここでしか」味わえない特別な一皿に出会えるお店です。
【▼十勝の野菜が彩り豊かな一皿】
マリヨンヌの料理は、野菜、肉、チーズ、魚介から調味料まで、多くの食材が「十勝産」。十勝の生産者が手塩にかけて育てたお肉や新鮮な野菜が、シェフの手で美しい一皿に変身していく様子は、まるで魔法のよう。
「この土地でしか味わえない、マリヨンヌでしか食べられない料理を楽しんでもらうこと。それが開店当初から変わらないコンセプトです。使うのは、地元の生産者が丹精込めて育てた食材。ここでは、それを"お借りしている"という意識でいます。だから、食材そのもののことや、生産者のこだわりをお客様に知って感じてもらうことが、マリヨンヌのすべき役割のひとつと考えています。」
シェフが十勝の食材に活路を見出したきっかけは、「外国産の野菜じゃなく、もっとおいしい十勝の野菜を使ってみないか」そういって、自分の畑でとれた新鮮な食材を持ってきてくれた常連さん。
今でも、食材を提供してくれる生産者やお客様が、新たな生産者を紹介してくれる・・・小久保シェフの思いに共感した多くの人々が、つながりを広げています。
「レストランはお客様にとって、特別な時を過ごす場所。ここでは、"美味しい"にも増して"楽しい"と感じられる時間を過ごしてもらいたい。そのためにお客様には、食材にまつわるエピソードを丁寧にご説明しています。食材の背景を知ることで、食材や料理に対する感じ方も、がらっと変わりますよね。」
「チーズの納品が遅れて、店の営業時間になってからようやく、職人が店にチーズを持ってやってきたことがありました。こちらはヒヤヒヤしていましたが、チーズ職人を目の前にしたお客様からは"おお~!"という感動の声!たしかに、生産者に会えるなんて、なかなか体験できないことですよね。」
【▼他では食べられない・・希少な「熟成肉」】
試作の感想がほしい、そういって生産者が試作品を持参することも。
「料理人と生産者が「切磋琢磨する関係」になれることは、一大生産地である十勝だからこそ。よりよいものを追求する、熱心な生産者に出会えることが嬉しい」と小久保シェフ。お互いに率直な意見を交わし、試行錯誤を繰り返す・・・。美味しさを追求するひたむきな姿勢は、十勝の食を魅力的にしています。
「生産者の方が、家族や友人、取引先の方を連れて来てくださるのは、嬉しいことのひとつです。生産者が"この料理に使われているのは、僕らが作ったものだ!"と自慢できる場所でありたい。将来的に、店でやりたいことはもっとあります!お客様の目前で、チーズを溶かしたり、食材をフランベしたり・・・今よりもっと、お客様とコミュニケーションがとれるようにしたいですね」
そんな楽しげなシェフの言葉に、信金さんも期待がふくらんでいます!
十勝の生産者とお客様が「おいしく」つながる魅力的な空間、マリヨンヌ。
小久保シェフが腕によりをかけて、十勝のおいしさを発信しています。
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▼Marions-Nous(マリヨンヌ)
北海道帯広市西1条南10丁目2-1 マスヤビル1階
お店のインスタグラム:@mari4nu
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【マリヨンヌで使われている、食材の生産者さんのエピソードも要チェックです!】